全体最適化ばかりが、SOAP/HTTPの生きる道ではない。
artonさんの、この言及を見て、自分のまわりでは、なかなか興味深いことが起きていることが分かった。
SOAというのは、全体最適化が究極目的であり、つまりは企業統治ありきなわけで、全社の統制がとれるような企業でなければ、複数ベンダを入れたシステム統合など無理だろうというのは、1つの結論ではある。結局のところ1ベンダで統一しちゃった方が楽なわけだし。
ところが、自分の回りでは、割とCIO不在(あるいは、いても名ばかりだったりの)旧来のシステム部門体制をかかえた大企業で、今年、クライアント=VB.net、サーバ=Javaというシステムを開発を数件見かけることとなった。
そのココロは単純で、企業がデカくて、企業全体の統制がとれていなければ、社内のシステムはバラバラなわけだ。つまり自然と異種結合が重要となる。そこへSOAP/HTTPはうってつけなのだ。そこには全体最適化という究極の目的は存在しないのだけど、てっとり早く、異種のサーバ、クライアント間をつなぐ技術は、他に存在していない。
自分は、これまでEAだって、あんなに大変だったのに、ガバナンスが重要なSOAなんて、どれほど実現可能なのかと疑問を抱いていたのだけど、実はSOA(というか、SOAP/HTTP)って、企業内システムがバラバラな場合にも重要なのかもしれないな、と感じるようになった。全体最適化とか高過ぎる目標を目指さなくても、SOAP/HTTPが生きていく領域は、ずっと多くあるのかもしれない。




