るいもの戯れ言

第9曲の最後で不気味な音型を見せつつ、第10曲は依然として明い曲で肩透し。第10曲はノクターンというより舞踏曲といった感じ。実際、管弦楽曲に編曲されて、バレエ曲「レ・シルフィード」に使われている。

曲は導入部から始まる。

3部形式が復活。中間部の第1、2小節目は音型がほぼ同じだが、スラーのかかり方が微妙に違う。ショパンの曲はこういうのが多い。

第3、4小節目も同様に、スラーのかかり方が微妙に違う。

そして最後は、導入部が繰り返されて終わる。すばらしき線対称の構成美。

楽譜引用はエキエル版。