るいもの戯れ言

最近はやりの完全ワイヤレス・ヘッドホン。ちょっと興味があったので衝動買いしてみた。

apt-Xに対応していて音質の評価が高いものということで、ERATO Apollo7sを選択。

最初に良い点を挙げると、Bluetoothのヘッドホンとしては最高の音質だということと、やはりとり回しが非常に楽で、取り出し時にワイヤーが絡まっていて面倒ということもないし、社員証をネック・ストラップでぶら下げているような場合でもストレス無い。インターフェイスも良く練られていると思う。

反面、今ひとつかなと思うのは、電池が2時間くらいしかもたないこと、落としそうになること、あと持ち運び用のケースが充電を兼ねているのだけど、注意しないとズレて、うまく充電できていないことがある。音質は、あくまでBluetoothヘッドホンとして見れば良いということで、低域から中域の制動が甘く、割とボワボワした響き(サラウンドがデフォルトでonになっているので、切ると若干改善)。ただこのあたりは好き嫌いがありそう。SONYの普及価格帯のヘッドホンの鳴り方が好きな人は気に入るかもしれない。逆にモニタ・スピーカのような原音がそのまま鳴って欲しい人には向かないかもしれない。一応カナル型なのだが、ER-4Sなんかと比べると甘いので周囲の音が入りがちで、耳から抜けやすい。

音質が最重要であれば、このあたりのapt-X対応のアダプタに、自分のヘッドホンを接続した方がいいかもしれない。Apollo 7sの価値は、取り回しの楽さなのだ。