るいもの戯れ言

CodeZoneで連載していた記事を電子書籍にまとめたものです。

サーバサイドは、敢えてバラバラに様々なアーキテクチャを使って、色々なIoTのアプリケーションを試作します。

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Chopin Prelude No 5, 6

ショパン・プレリュード 第5、6曲

第5曲は、音の洪水の中に、メロディともメロディともつかないような中声部が現れ、もやの中の景色のよう。

第6曲は、右手の伴奏の中に左手で朗々とメロディが歌い上げられる。

途中メロディは爽快な長調に転じ、山を登っているかのよう。最後は最初のメロディに戻って靜かに曲を閉じる。

楽譜引用はエキエル版

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第3曲は、軽快な伴奏の上に、これまた軽快な複々符点音符のメロディが繰り返される。ただそれだけなのに、とてもエレガント。しかしこの左手をうまく弾くのは至難の技。

第4曲は、左手の和音の連打の上に、悲壮感と葛藤を感じさせるメロディが奏でられる。最後はそれでも叶わぬ絶望とあきらめの中に靜かに曲を閉じる。

楽譜引用はエキエル版

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ノクターン13曲目以降は、まだ終わっていないので、ショパンのプレリュードを取り上げていきたい。

さてプレリュードは、1曲目から謎が多い。

上声部と、下声部は16分音符の3連符だが、問題は中声部だ。もちろん2/8拍子なのだから符点8分音符と16分音符で問題は無いが、開始点がずれているので計算が合わない。では、中声部も実は3連符なのかというと、16分音符の3連符5つ分なので、やはり1つ分計算が合わない。

この曲は、一部だけ5連符へと微妙にリズムが変更されていて、ここも謎かけになっている。こちらは中声部の開始点がずれていないので、計算上、問題無いのだが、逆に他の部分はどういうわけなのだ、という感じ。色々とずれているものを、うまくまとめてみろというショパンからの挑戦状なのだろうか。

第2曲は、左手で重々しい二重音が続く中、右手で同じ旋律が繰り返される。

最後に一瞬長調に転じるが、結局最後は短調で終わる。

楽譜引用はエキエル版

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作品37-2は、通称「舟歌」。確かに6拍子の音型は比較的流れの速い川を下っているかのようだ。しかし、曲を通して二重音のオンパレードで、これを軽やかに粒を揃えて弾くのは下手な練習曲より難しい。

次々と調が変わっていくこの曲は、フォーレを想起させるが、もちろん時代的に言えば、こちらの曲の方が先なわけで、もしかしたらフォーレが参考にしたのかもしれない。この次第に調が失われていくところも、段々と色彩が消えていくようで趣深い。

もう1つの主題は素朴で暖い音型で、例によって三部形式かと思いきや、2つの主題が交互に表れる形式になっている。

最後の部分。ここの推移も見事だ。

そして2つ目の主題が少しだけ表れて静かに曲を閉じる。

楽譜引用はエキエル版から。

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#323
2017/03/12 03:01

「プログラミング作法」を送っていただきました。私はずっと「プログラム書法」の方だと思っていて、いただいた時に「あれ、こんな内容だったっけ?」と戸惑ってしまった。

他の言語に関する記載もあるが、基本的にC/C++での作法の本なので、そのあたりは気に留めておく必要があるだろう。というか他の言語の話まで無理に入れなくて良いと思うのだが...

第1章は名前の話やスタイル(インデントなど)の話で、このあたりは(副作用の話あたりを除けば)、他の言語でも通用する話と思われる。あとはマクロの使用方法の注意やコメントの注意。

第2章は、二分探索、クイックソート。その後はデータ構造として動的配列にリスト、ツリー、ハッシュ。

第3章は、マルコフ連鎖を実装していく。Javaやawk/Perlでの実装が出てくるが、Java版はVectorとか使われていて、さすがに古さが否めない。性能比較が出てくるのだが、これも多分JVMの起動時間まで含めて計測してしまっている感じで、参考にはならない気がする。

第4章は、CSVのパースを行うが、strtokを使った簡易版。この本が書かれた時代は、RFCも無かっただろうし仕方が無いだろう。インターフェイスを作成する際に何に気をつけるべきかが記載されている。

第5章は、デバッグの方法。ここまで色々とコツが書かれているケースは珍しいかもしれない。

第6章はテストの話。境界条件など何に気を付けるべきかといった話。そして自動テスト。この時代に自動テストまで書かれているのは先進的だったと思われる。

その後、移行、性能、移植性の話へと続く。というわけでC/C++覚えたての初心者が読むと非常にためになる本だし、絶対に読むべきだと思う。ただ他の言語の例を混ぜ込んで無理に一般的な話にしようとしたのは失敗だったのではないかと思う。

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#322
2017/03/12 01:14

コメント投稿のところに、興味本位でreCAPTCHAを付けてみた。方法はこのサイトが詳しい。ただ、うまくいかないところもあったので補足。

上記の解説では以下のようにsiteverifyでGETリクエストが使えるように見えるが、

https://www.google.com/recaptcha/api/siteverify?secret={Secret key}&response={認証コード}

Googleのサイトでは、POSTしろと書かれている。おそらく昔はGETで可能だったのだろうが、さすがにsecret渡すのにGETは、まずかろうということで変更されたと思われる。

あと、以下のようにコールバックを指定すると、reCAPTCHAがチェックされた時にコールバックを受けられるのだが、

<div class="g-recaptcha" data-callback="syncerRecaptchaCallback" data-sitekey="{あなたのSite key}"></div>

コメント投稿のボタンを最初はdisabledにしておいて、これを使って、disabledを外すようなロジックを入れると、その後、サーバ側でsiteverifyを呼び出しても失敗するようだ。

これは憶測でしかないが、コールバック指定をする場合、認証コードがコールバック関数に渡されることから、そのコールバック内でsiteverifyが実行されることを想定しているのではないかと思われる。このためコールバック関数が終わった段階で、認証(siteverify)のAPIを発行できる期間も終わっており、それ以降のsiteverifyは失敗になるのではないかと。

ところでreCAPTCHAは、機械学習を使うことで、チェックするだけでokになった画期的なCAPTCHAだという触れこみだったように思うのだが、自分がやると毎回画像判定が表示される。はて。

Milka
2017/03/12 02:51
OKです。
Milka
2017/03/12 02:50
Yay!
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第10曲まで長調が続いていたが、11曲目で短調になる。初期の意欲的な作品とは異なり、簡素な旋律で構成されている。

ここは、中指だけで弾けとの指定。全音版には無いのでエキエル版独自の指定か。

中間部は、素朴で暖かな和音進行。

最後は長調に転じて静かに曲を閉じる。

楽譜引用はエキエル版から。

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第9曲の最後で不気味な音型を見せつつ、第10曲は依然として明い曲で肩透し。第10曲はノクターンというより舞踏曲といった感じ。実際、管弦楽曲に編曲されて、バレエ曲「レ・シルフィード」に使われている。

曲は導入部から始まる。

3部形式が復活。中間部の第1、2小節目は音型がほぼ同じだが、スラーのかかり方が微妙に違う。ショパンの曲はこういうのが多い。

第3、4小節目も同様に、スラーのかかり方が微妙に違う。

そして最後は、導入部が繰り返されて終わる。すばらしき線対称の構成美。

楽譜引用はエキエル版。

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