るいもの戯れ言

最終楽章は長大なフーガ。最初に長い序奏が付いている。

フーガは調性が薄く、力強く進んでいく。

印象的なカンタービレが置かれている。弱音器の指定があるだけで、強弱の指定が一切無く演奏者に任されている。最後は消えいるように終わってフーガに戻る。

最後はffの力強い和音で終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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第3楽章は長大な緩徐楽章。最初のテーマは非常に長く、苦難に満ちた独白のようだ。

天から一筋の光が降りてくるかのようなテーマ。

長い階段を登っていくかのよう。

永遠に続く美しいもの、幸福、しかし手は届かない。

出口の見えない霞の中、あるいは深海のよう。

抗い続けるが、

不気味な影が近づく。

苦難が続く。

どれほど抗っても救われない。

あきらめのテーマが曲の終わりを告げる。

最後は長調ながらも、あきらめを感じさせるpppで終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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第29番は4楽章構成で、第2楽章にはスケルツォが配されている。

2つ目のテーマは、メロディなのかどうか分からないあやふやなもの。

突如Prestoになって流れが中断される。

最初のテーマが帰ってくる。

そして最後にもPrestoで流れが中断され、なんともスケルツォらしい。

楽譜引用はヘンレ版から。

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新しい音域の広くなったピアノを手に入れて意気込んで作曲したと言われている。

ピアノ・ソナタとしては破格の規模の大きさ。第1楽章は壮大な高くそびえる和音で始まる。

続くテーマは対照的に優しく滑らかなもの。

初期のソナタに似ていて、次々と新しいテーマが登場する。

提示部最後のテーマ。

展開部は、提示部最後のテーマで始まる。

その後は、最初のテーマがカノン風に展開される。

再現部。

最後は最初のテーマが繰り返されながらpppになった後に、ffの和音で終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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第3楽章は序奏の後に第一楽章のテーマが再度奏された後に多声が多用される充実のソナタが続く。

序奏は夕暮れを思わせるかのようなおだやかなテーマで始まる。

最初のテーマに変化が与えられる。

第一楽章のテーマが再度奏される。

トリルをはさんで、1つ目のテーマ。

もう1つのテーマ。

1つ目のテーマの変形。

2つ目のテーマの変形。

2つ目のテーマの変形。

ここで一息。

展開部に入るまでにも既にテーマが様々に展開されてきているが、展開部に入ってからは更に多声を駆使した充実ぶり。

最初のテーマがカノン風に展開される。

再現部。

最後はトリルの上に2つ目のテーマが静かに奏される。

最後はなかば唐突な和音がffで奏されて終わる。

楽譜に引用はヘンレ版から。

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後期ソナタの特徴の1つが第2楽章だ。緩徐楽章は姿を消し、力強い楽章が配置されている。

符点のリズムが特徴的。

印象的なカノンが配置されている。

推移部を伴って最初に戻る。

楽譜の引用はヘンレ版

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第28番は落ち着いたテーマで構成される小さなソナタ。

この曲では、特徴的なスラーのかかった音型が登場する。

展開部は小規模で、再現部も分かりにくく、幻想的な雰囲気に包まれる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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第2楽章は、優しい旋律に囲まれた夢見るような楽章。それでいて、どこか寂しい雰囲気がただよう。

全体に流れるような雰囲気で、優しい風が吹いているかのよう。

何かを問いかけているのか、あるいは試行錯誤しているかのようだ。

眩しい光の中を進んでいくかのよう。

ゆっくりと歩いていくかのような旋律。

後半、ここで流れは止まり、色彩が消えていくが、またすぐに最初のテーマが帰ってくる。

最後に新しい流れるような旋律が現れて、かわいらしく終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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第27番も2楽章しかない小規模なソナタ。最初のテーマは葛藤なのか覚悟なのか。

2つ目のテーマは、1つ目に呼応するかのような静かなもの。

次第にテンポが上がって行き、嘆きを表現するかのような和音が連打される。

この楽章は10度が頻出する。左手の10度跳躍の上に、右手はテーマになり切れない音型が繰り返される。空虚な心情を表すかのようだ。

右手の速いとりとめもない動きの上で、左手で2つ目のテーマが奏される。

再度最初のテーマに戻る。

最後は2つ目のテーマがppで繰り返されて静かに終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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第2楽章は「不在」。形式は複合2部形式。寂しげな憂鬱なテーマで始まる。

2つ目のテーマは、昔の思い出を懐しむかのような明いもの。

この2つのテーマが繰替えされた後、休み無しで第3楽章に入る。

第3楽章は「再会」。最初に序奏があり、再会の喜びが表現される。

最初のテーマは、やはり懐しむかのような。透き通ったもの。

初期の作品に見られたような、色々なテーマのパレードが始まって、再会の喜びが表現される。。

展開部。展開部は最初のテーマの展開で始まることが多いが、新しいもので始まる。

すぐに再現部となる。

最後に、アンダンテとなって、しんみりとした場面となる。

自分の家に帰ってきて、今日1日の思い出を噛み締めているかのようだ。

楽譜引用はヘンレ版から。

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