夢久が無くなった。3日ほど前から体調が急速に悪化して、食欲が無くなり吐くようになったので、病院に連れていったが時既に遅く腎不全とのことで、その後はあっという間に逝ってしまった。数か月前から、ちょっと食欲が落ちることがあったのだが、毛玉が貯まっているのかなと見過ごしてしまったのが悔やまれる。
写真を見ても、ふくふくで毛並みもふかふかで卯之吉より、ずっと大きいし。まだ死んでしまったとは信じられない。
第3番のソナタも4楽章構成になっており、第3楽章はスケルツォ。軽快なスタカートで始まる。
最初のテーマが変化を伴いながら展開されていく。
トリオは、短調となりアルペジオを主体としている。
ダカーポとなり最初のパートが繰り返された後にコーダとなって曲を終える。コーダでも最初のテーマが活用されている。
楽譜引用はヘンレ版
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第1楽章が、様々なテーマを投入してきたのに対し、第2楽章は、2つの主題を交互に登場させつつ、少しずつ変化を入れるという新たな構成に挑戦している。最初の主題は、のどかな風景を思わせる。
次の主題は、短調となって左手でゆっくりと靄の中を歩むかのように奏でられる。
最後は左手で最初の主題が奏されて靜かに終わる。
楽譜引用はヘンレ版
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第3番は、和音、分散和音への執着が見られ、ベートーヴェンがこれまでと違った道へ進み出したことを伺わせる。1、2番で見られたような速いパッセージは無くなったものの、この出だしの3度はやっかいだ。
全曲を通じて分散和音が多用されている。
繰り返しの後、主題の展開が行われるかと思いきや、新しいテーマが現れる。
その後、ようやくニ長調に転調された主題が現われて展開されるが、長くは続かない。
この後も次々と新しいテーマが現われ、ベートーヴェンの意気込みが伝わってくる。和音やオクターブを強く弾く場面が多く、ベートーヴェンの特長が出てきている。
楽譜引用はヘンレ版から。
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フィナーレはロンド。この楽章も「速いパッセージ」へのこだわりが見える。
次は、もう少し速くなる。ここは最初の部分が16分音符の6連符になっているが、長さ的には8分音符の6連符の間違いだと思われる。
半音階とスタカートが印象的なパッセージ。全曲を通じて繰り返し用いられる。
今度はスケールとなって、更に速く。「どうだ、これが弾けるか?」と言わんばかり。
楽譜引用はヘンレ版。
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軽快なメロディが用いられた、かわいらしいスケルツォ。
左右の手の役割が逆転。
中間部は、短調に転じて雰囲気が対照的。
楽譜引用はヘンレ版
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暖かなメロディが特徴的な楽章。ゆっくりと歩いていくかのような左手のスタカートが特徴的。
第2楽章としては珍しく、最初のメロディの繰り返しの間に、様々なメロディがはさまれるロンド形式。
ここは、最初とスラーのかかり方が違い興味深い。
楽譜引用は、ヘンレ版。
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