作品15の2番目も、3部構成になっているが、今度はどちらも長調になっている。第3、4曲での極端なやり方に反省して、幻想的な雰囲気を壊さないように配慮したのかもしれない。
しかし、中間部の右手の多声進行は複雑だ。
エキエル版での謎の箇所として、まず出だし
そして中間部が終わった後の出だし。この2箇所でスラーのかかり方が微妙に違う。
これが意図したものなのか、単なる間違いなのか良く分からない。ちなみに全音だと、どの箇所も以下になっている。
みんな違うし ^^;
今回の演奏では、エキエル版の最初の出だしのスラーのかかり方を正としている。
楽譜引用は、エキエル版と全音版。