富久が亡くなった。富久は野良上がりで、なかなか慣れなかったが、最後の数か月は膝に乗ってきては、しきりに顎にスリスリし続けるようになった。
一度調子を崩してからは、食欲も旺盛で、もう少し長生きしてくれるかと思ったのだが、元々痩せていたのが災いしたか、あっという間に逝ってしまった。
猫も人間同様、メスの方が長生きのようだが、5匹のうち3匹のメスが先に逝ってしまい、うちは残りはオスばかりとなる異常事態。
申し訳ありません。執筆道場の件で、Google+のコミュニティの設定が悪く、参加に招待が必要になっていました。さきほど変更して誰でも参加リクエスト可能にしましたので、ご興味のある方は以下のリンクから、お申し込みください。
第9曲は、堂々としたテーマが歌われる。
後半は、リズムが複符点となり緊張感を増していき、フォルテシモで曲を閉じる。
第10曲は、速い下降パッセージで、何かが転がり落ちるよう。
第2のパッセージは、動きのゆっくりとした落ち着いたもの。スラーの最後にアクセントがあり、何か疑問を投げかけているかのよう。
この第2のパッセージは、何度か登場するが、交互に微妙にスラーのかかり方が違い、一旦スラーが終了してからアクセントが来る。
楽譜の引用はエキエル版から
Apple Musicの方はこちらから。
毎年IBM社内で行ってきた執筆道場を、今年はトライアルとして社外でも行ってみることにしました。次のような活動を半年かけて行っていきます。
- 執筆テーマを考え、メンバからコメントをもらう
- 他の人の執筆テーマについてコメントする
- 執筆してみて、メンバからコメントをもらう
- 他の人の執筆原稿にコメントする
- 良いものができたら、出版社に売り込みに行く
以下について同意できる方のご参加を待ちしております。
- 執筆テーマ、原稿は他の方の著作物です。無断での転用など著作権を侵害しないこと
- 活動は全てボランタリ(無償)活動です
- 外部著作、社外活動について、ご自身所属の会社に規定がある場合には、それに従ってください
- 活動は全てオンライン・ミーティング(Googleハングアウトを予定。人数が多いようであればSkype)で参加可能です
ご興味のある方は、以下からご参加ください。
第7曲は、愛らしいメロディが繰り返される小品。
この曲でやっかいなのは、ここの和音。
右手は広い音域をおさえなければならないので、親指で2つの音を弾くように指定されている。そしてクレシェンドが指定されているが、スラーの最後の音なので音量は抑える必要があり、ここは音を揃えて弾くのが難しい。
第8曲は、終始同じリズムのパッセージが繰り返される中、中声部でメロディが奏でられる。
Apple Musicに入っている方は、以下からもどうぞ。
楽譜引用はエキエル版から
Chopin Prelude No 5, 6
ショパン・プレリュード 第5、6曲
第5曲は、音の洪水の中に、メロディともメロディともつかないような中声部が現れ、もやの中の景色のよう。
第6曲は、右手の伴奏の中に左手で朗々とメロディが歌い上げられる。
途中メロディは爽快な長調に転じ、山を登っているかのよう。最後は最初のメロディに戻って靜かに曲を閉じる。
楽譜引用はエキエル版
第3曲は、軽快な伴奏の上に、これまた軽快な複々符点音符のメロディが繰り返される。ただそれだけなのに、とてもエレガント。しかしこの左手をうまく弾くのは至難の技。
第4曲は、左手の和音の連打の上に、悲壮感と葛藤を感じさせるメロディが奏でられる。最後はそれでも叶わぬ絶望とあきらめの中に靜かに曲を閉じる。
楽譜引用はエキエル版
ノクターン13曲目以降は、まだ終わっていないので、ショパンのプレリュードを取り上げていきたい。
さてプレリュードは、1曲目から謎が多い。
上声部と、下声部は16分音符の3連符だが、問題は中声部だ。もちろん2/8拍子なのだから符点8分音符と16分音符で問題は無いが、開始点がずれているので計算が合わない。では、中声部も実は3連符なのかというと、16分音符の3連符5つ分なので、やはり1つ分計算が合わない。
この曲は、一部だけ5連符へと微妙にリズムが変更されていて、ここも謎かけになっている。こちらは中声部の開始点がずれていないので、計算上、問題無いのだが、逆に他の部分はどういうわけなのだ、という感じ。色々とずれているものを、うまくまとめてみろというショパンからの挑戦状なのだろうか。
第2曲は、左手で重々しい二重音が続く中、右手で同じ旋律が繰り返される。
最後に一瞬長調に転じるが、結局最後は短調で終わる。
楽譜引用はエキエル版
作品37-2は、通称「舟歌」。確かに6拍子の音型は比較的流れの速い川を下っているかのようだ。しかし、曲を通して二重音のオンパレードで、これを軽やかに粒を揃えて弾くのは下手な練習曲より難しい。
次々と調が変わっていくこの曲は、フォーレを想起させるが、もちろん時代的に言えば、こちらの曲の方が先なわけで、もしかしたらフォーレが参考にしたのかもしれない。この次第に調が失われていくところも、段々と色彩が消えていくようで趣深い。
もう1つの主題は素朴で暖い音型で、例によって三部形式かと思いきや、2つの主題が交互に表れる形式になっている。
最後の部分。ここの推移も見事だ。
そして2つ目の主題が少しだけ表れて静かに曲を閉じる。
楽譜引用はエキエル版から。