るいもの戯れ言

最も有名なソナタの1つ。第一楽章は基本となる幾つかの音型が何度も使用される、お馴染のパターン。最初は独特なリズムを持った不気味なテーマで始まる。

その後にトリルを伴ったテーマ。この音型は、第2楽章の最初のテーマに似ている。

そして、運命の動機。このテーマも曲全体で何度も用いられる。

長調になって暖かなテーマが現れるが、実際は最初のテーマの変形。

16分音符の激しいテーマ。

展開部。最初のテーマが徹底的に展開される。

左手の八分音符の連打の上に最初のテーマが再現され、独特の緊張感を与える。

ここからアルペジオ主体で自由に激情がひとしきり表現される。

ここからアレグロに戻り、ffで運命の動機が奏されて、楽章の最後を飾る。

最初のテーマが繰り返されて静かに終わる。

楽譜引用はヘンレ版。

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#712
2018/12/24 08:21

昨年の情報では、本門寺の菊展は昨年で終わりとのことだったけど、今年もやっていた。

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第2楽章は、モコモコとした速い音型で構成され、メロディーらしきものが無い。

最初のリピートが終わると、調が変わって最初の音型が現れる。

この右手に現れるリズムが、この後、曲全体で重要な役割を果たす。

最後にPiu Allegroとなって最初の音型が現れて、曲の終わりを告げる。

最後は例のリズムが左手で繰り返されて終わる。

楽譜引用はヘンレ版。

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大作21番と23番の間にはさまれたこの曲は2楽章構成の短かなもの。第1楽章はロンド形式を基本にしている。ゆっくり歩くかのような最初のテーマ。

次のテーマは、オクターブを基本としたもので明確なメロディーらしきものが無く、リズムを主体としてる。

最初のテーマ。

2番目のテーマが繰り返されるが、最初よりも長さは短い。

再び最初のテーマに戻る。

最後に幻想的な新しいテーマが出てきて、ロンドらしくなってきたかと思うと、ここで静かに終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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このソナタの第2楽章は、もともとAndante Favoriが配される予定だったが、友人からの助言により、現在の序奏に置き換えられたという。

序奏の後はロンド形式だが、最初に現れる左手のテーマが曲全体を通して展開され尽くす。

トリルの上に、テーマが現れてクライマックスとなる。

ロンドなので別のテーマがぐるぐると現れるものの、それはテーマと呼ぶには曖昧で、やはり最初のテーマが曲全体を支配する。

2回目の最初のテーマ。

最初のテーマが繰り返された後は短調に転じる。

しかしここでも最初のテーマが展開される。

幻想的な場面が現れるが、ここでも最初のテーマが左手に現れる。

3回目の最初のテーマ。

3回目は、1回目の流れに似ているが、遠くへ飛び立っていくかのように発展していき、最後には、やはり最初のテーマが現れる。

最後にプレスティッシモが配置されて、技巧の限りが尽くされる。

ここでも、最初のテーマへの執着が見られる。

ppで、オクターブを高速に弾くことが要求される難所。

最後の最後もやはり最初のテーマで締めくくられる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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作品49とはうって変わって大規模ソナタの復活。和音の連打の中に、小さなパッセージが現れるが、これが曲全体で重要な役割を果たす。

2つ目のテーマは、対照的な柔らかい和音の上で奏でられる。

このアルペジオは一見経過句のようだが、この後、展開部で重要な役割を果たす。

このあたりはすっかりノリノリだ。

展開部。

最初は1番目のテーマが展開される。

次は3番目のテーマが展開される。

再現部。

最後にもう一度最初のテーマを用いた見せ場が用意されている。

楽譜引用はヘンレ版。

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第2楽章はロンド形式のメヌエット。曲全体を通じて長調で構成されており、符点を主体とした暖かなテーマが用いられている。

最初のテーマの変形。

スケール主体の推移部が続く。

2つ目のテーマは、元気いっぱい。

付点を引き連れて最初のテーマが戻ってくる。

全く新しいテーマが現れる。ここも元気いっぱいだ。

再度最初のテーマが繰り返される。

最後の変形が曲の終わりを告げる。

楽譜引用はヘンレ版。

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第20番も、小さなソナタ。最初のテーマはアルペジオ主体な簡素なもの。

最初のテーマの変化型か。

2つ目のテーマはアルペジオとは対照的で、ニ長調に転じる。

展開部は最初のテーマが短調で奏される。

しかしテーマの展開は無く、全く新しいテーマが現れる。

すぐに再現部が現れて終わる。

楽譜引用はヘンレ版。

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第2楽章は、軽快なリズムのかわいらしいロンド。

このテーマは曲全体を通して使われる。

ここは同じ音型で、スラーの位置が変わり長調となる。

最後は、最初のテーマに若干の変化を入れて繰り返されて終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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作品49の2曲は、どちらも2楽章しかない規模の小さな作品。第1楽章は憂鬱なテーマで始める。

リズミカルな2つ目のテーマ。

展開部。意表をついて2つ目のテーマの出だしが展開される。

再現部。

最後は、2つ目のテーマが左手に現れて静かに終わる。

楽譜引用はヘンレ版から。

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