るいもの戯れ言

第23曲は、のどかな春の陽だまりのようなおだやかな曲。

第24曲は、荒々しい伴奏で始まる、左手で連打されるD音は鐘の音なのだろうか。

中間部は通常なら長調に変わるところだが、ここも短調で継続することで緊張感を持続する。それでも少し状況は柔らいで、どこか普段の生活に戻ったかのような感覚を覚える。

しかし、そんな穏やかなパッセージも弱く消えいっていき、最初の荒々しいメロディがユニゾンで返ってくる。

ピアニスト泣かせの、怒涛の3度が転がり落ちる。

最後も劇的なD音の連打で終わる。

楽譜引用はエキエル版から

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